悲しみと幸せの色香〜さくら

最終更新: 2020年5月15日

春の心は、どうしようもなく桜の色香に誘われてしまう

それはきっと心の深いところにある悲しみに響くから


日本では昔から桜の樹皮を民間療法でもよく用いられました

生薬名「桜皮(おうひ)」と呼ばれ、漢方薬にも配合されます

鎮咳、去痰、解毒、排膿、収斂の効果があるとして

呼吸器症状や蕁麻疹や腫れ物などの皮膚病、腸炎、魚の中毒などに用いられます。

中国では使われていないためか、帰経(五臓でどこに働くか)は不明ですが

「肺」とその表裏の関係にある「大腸」につながっている感じがあります


「肺」は、呼吸の中でも呼気(吐く息)を司り、不要なものを下に降ろします

「肺」は、気血水を身体の隅々に巡らします

「肺」は、免疫や皮膚など、外界(腸管内も外界)との境界を担います

「肺」に配当する感情は悲しみです

桜皮は、女性の皮膚に特に多く存在するエストロゲンβ受容体に結合し、皮膚におけるエストロゲン(女性ホルモン)の産生を促すとも言われています

また、脂肪細胞への糖の取り込みを促し、血糖値を正常に保つなどの効果も、実験レベルでは期待されているようです

桜の花のお茶は二日酔いにも良いとされますが

コラーゲンの糖化(血中の余分な糖がタンパク質や脂質と結びつき老化物質となる)を抑え、

コラーゲンの生成を促す効果もあることも分かってきたとか

桜餅の香りは、桜に含まれるクマリン配糖体というものが

塩漬けにより芳香物質に変化することにより生まれますが

あの香り成分はリラックスした幸せな気持ちにさせてくれます

いずれも幸せ受け取る力、瑞々しい女性性に関係するものですね



桜の花はふんわりとしたエイジレスな女性らしさがあります

それは無知な若さの魅力ではなく

悲しみも幸せも包み込む色香がある 

悲しみが癒えると

心は温かく柔らかく

春のエネルギーに乗って循環し

のびやかに豊かさを創造してゆきます

今年も桜が訪れて

何かを洗い流し、去ってゆきます

世界は移ろうけれど

真ん中にある光はずっと変わらずに在り続けます


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