妖精たちの舞踏会〜エゾエンゴサク

最終更新: 2020年5月1日

春の林床に妖精の世界が広がります

エゾエンゴサクが美しい踊り子として輝いています



エゾエンゴサクの学名はCorydalis ambigua 

Corydalisとは雲雀(ひばり)を意味し、花の形がそれを連想することから名付けられたようです

 生薬の延胡索(エンゴサク)は、エゾエンゴサクと近縁のCorydalis yanhusuo (中国の自生種)の塊茎を基原とし、気血を巡らし、鎮痛・鎮痙・浄血作用があることから諸々の痛みに用いられます

「通じざれば則ち痛む」という言葉がありますが、痛みは流れが滞っていることから起こります

滞りの原因は、冷えや気持ちの沈滞、緊張、我慢、怒り、悲しみなどの感情など様々な原因があり得ますが、いずれも無意識に何かをぎゅっと握りしめているものがあるように思います

延胡索はそれをふわりと緩め、軽やかに流してくれるのでしょう

エゾエンゴサクも民間薬として同じ目的に用いられます

また、アイヌの人たちはその塊茎を「トマ」と呼び、大事な保存食としました

ちなみにその花は吸うと甘い蜜の味がすることから「イトペンラ(甘い葉・花)」

花の形から「トット(小鳥)」と呼ばれることもあったようです

地上部は癖のない山菜としても楽しめます

参考図書:アイヌ植物誌


エゾエンゴサクの花言葉は、“妖精たちの秘密の舞踏会”だとか

なんと言い得て妙、そう思います

少し背丈の高い草木の陰を覗けば

ひっそりとそんな世界が広がっています


握りしめているものを手放して

妖精たちと一緒に軽やかに踊る

そんなイメージに心を委ねてみてはいかがでしょう


“愛の流れを止めているものを明け渡し

痛みから解き放たれよう

舞踏会への招待状が届いています

軽やかに歌って踊って、、”

〜ピリカメル草樂図譜

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